「WordPressで重大なエラーが出たらどうすればいいの?」、「そもそもエラーの原因は何?」
上記のような疑問を抱えている方はいるのではないでしょうか?
WordPressでホームページ等を作成している際に、画面が真っ白になり、「サイトに重大なエラーが発生しました。」と表示され、詳細については、サイト管理者のメール受信ボックスを確認してください。」という警告メッセージが出たことがあるかと思います。
もしくは、まだ出たことがない方は画面が真っ白になるエラーに注意が必要です。
本記事では、WordPressで重大なエラーが発生した際の対処法と、そもそもの原因などを解説いたします。
WordPressで重大なエラーが発生する主な原因
WordPress内に格納されているデータベースやソースコードにエラーが発生すると、「サイトに重大なエラーが発生しました。」というメッセージが表示されます。
そして、本来表示されるサイトが表示されず、解決されない限りエラー画面のままの状態になります。
考えられる原因として下記4つの原因が挙げられるので、それぞれ解説していきます。
- プラグイン
- WordPressテーマ
- PHP
- サーバーエラー
WordPressの重大なエラー原因①|プラグイン
WordPressで使用するプラグインによっては、WordPressのバージョンと互換性がない場合があります。
WordPressやPHPのバージョンアップをした際に、プラグインが正常に動作しないことが原因でエラーが表示される場合があります。
WordPressの重大なエラー原因②|WordPressテーマ
WordPressで使用しているテーマもプラグインと同様に、互換性の問題でエラーが発生する場合があります。
WordPressのテーマが原因でエラーが発生することは、テンプレートテーマがそもそも新しいWordPressやPHPのバージョンに適していないことが多いです。
オリジナルテーマを使用している場合は、ソースコードの記述が間違っていたりなどの原因が考えられます。
WordPressの重大なエラー原因③|PHP
WordPressでは様々なデータを保存するためにメモリを使用する仕組みになっています。
サイト規模が大きい場合や複雑なプログラムを実行する場合は、より多くのメモリを消費します。
設定されているメモリ上限を超えるとPHPが操作を実行できずにエラーが発生します。
WordPressの重大なエラー原因④|サーバーエラー
重大なエラー原因②と似た内容になりますが、Webのサーバー内でプログラムが正しく動作せず、エラーになることです。
原因としては、ソースコードが書かれたファイルの記述ミスが原因とされることが多いです。
ちょっとした記述ミスや、意図せずファイルを書き換えられることがきっかけでエラーになることがあります。
WordPressで重大なエラーが発生した時の対処法
重大なエラーが発生した際に、それぞれ原因毎に対処法を解説します。
また、そもそも「サイトに重大なエラーが発生しました。」と表示された場合、WordPressからサイト管理者宛に自動送信メールが届きます。
エラーの原因が特定できる可能性がありますので、まずは落ち着いてメールの内容を確認してみましょう。
- プラグインの無効化
- テーマ変更
- メモリ上限を変更
- 該当ファイルを確認
WordPressでエラー発生時の対処法①|プラグインの無効化
WordPressでよくエラーが起きやすいプラグインを全て無効化にして試してみましょう。
例えば、キャッシュ関係のプラグインは、バージョンの違いなどでエラーがよく起こります。
プラグインを全て無効化にして、表示された場合はプラグインが原因の可能性が高いです。
しかし、管理画面にアクセスできない場合がります。
その時は、上級者向けの手順になりますが、FTPソフトを使用し、「wp-content/」ディレクトリ内にある「plugins」フォルダの名前を「plugins_bk」などに一次的に変更します。
名前を変更することで、自動的に全てのプラグインが無効化されるようになっています。
WordPressでエラー発生時の対処法②|テーマ変更
プラグインに問題がないようでしたら、次にテーマを確認してみましょう。
現在有効になっているテーマをそれ以外のデフォルトテーマなどに変更してみましょう。
再度、読み込みをして表示されるようになった場合は使用しているテーマに原因がある可能性が高いです。
プラグインと同様に、管理画面に入れない場合は、同じくFTPソフトを使用して、「wp-content/」ディレクトリ内の「themes」フォルダの中にテーマファイルがありますので、該当ファイルのファイル名を「現在のファイル名_bk」などに変更してみましょう。
WordPressでエラー発生時の対処法③|メモリ上限を変更
プラグインとテーマに問題がないようでしたら、PHPメモリ制限を確認してみましょう。
必要に応じて、メモリの上限値を変更して試してみましょう。
WordPressの管理画面からは変更はできませんので、WordPressの管理画面で上限値を確認してから、FTPソフトを使用して変更する方法をやってみましょう。
WordPress管理画面の「ツール」→「サイトヘルス」→「情報」→「サーバー」→「PHPメモリ」を確認できます。
次に、FTPソフトを使用して、「wp-config.php」ファイルをエディタで開きます。
以下のように、「define( ‘WP_MEMORY_LIMIT’,」と「define(‘WP_MAX_MEMORY_LIMIT’,」という記述を追加します。
/** データベースのテーブルを作成する際のデータベースの文字セット */
define( ‘DB_CHARSET’, ‘utf8’ );
/** データベースの照合順序 (ほとんどの場合変更する必要はありません) */
define( ‘DB_COLLATE’, ” );
/**追加場所
define( ‘WP_MEMORY_LIMIT’, ‘200M’ );
define(‘WP_MAX_MEMORY_LIMIT’, ‘512M’);
/**#@+
* 認証用ユニークキー
*
* それぞれを異なるユニーク (一意) な文字列に変更してください。
コードを追加したら、保存してファイルを閉じます。
Webサイトを再読み込みして、正常に表示できるかどうか試みます。
この作業は、重要な情報部分を書き換える作業になるので、慎重に進めていきましょう。
WordPressでエラー発生時の対処法④|該当ファイルを確認
WordPress内部のエラーは、「.htaccess」「function.php」ファイルなどの変更によって、問題が発生する可能性が高いです。
これらファイルを直前に変更した記憶がないにもかかわらず「このサイトで重大なエラーが発生しました」とエラーメッセージが表示される場合、「.htaccess」が破損した可能性があります。
プラグイン、テーマ、メモリのいずれも問題ない場合、「.htaccess」を無効にして問題が解消するかどうかを確認してみましょう。
プラグインとテーマ同様に、FTPソフトを使用して、「.htaccess」ファイル名を「.htaccess_bk」などに変更してみましょう。
この状態で、サイトが表示されるか確認します。
それでも解決しない場合
上記全てを試しても解決しない場合は、自分のみではなく周りの力も頼りましょう。
WordPressのエラーが解決しない場合は、諦めず下記2つの方法を検討してみましょう。
利用中のレンタルサーバー会社に問い合わせ
WordPressを利用中のレンタルサーバー会社に直接問い合わせてみましょう。
規模が大きいレンタルサーバー会社なら良心的なサポートをしてくれます。
レンタルサーバー会社によっては、チャットサポートがあったりなど、迅速な対応をしてくれます。
※私のおすすめサーバー会社は「エックスサーバー」さんです。
専門家に聞いてみる
突然WordPressでエラーが発生した場合は、ハッキング等でファイルを書き換えられたりなどの可能性があります。
自力で解決できない場合は、レンタルサーバー会社も同様ですが、WordPressに詳しい専門家に迷わず相談してみましょう。
今後のセキュリティ観点でもアドバイスをいただける可能性もあります。
まとめ
今回は、WordPressで重大なエラーが発生した時の対処法について解説しました。
WordPressで重大なエラーが発生した時は、まずは「原因」を把握することが大事になります。
原因を把握することで、次に解決方法を選択することができます。
エラーが発生した際は、落ち着いて原因と解決方法を探っていきましょう。
また、早急に解決するためにも専門家に相談することも視野に入れておきましょう。
コメント